あえてノンシャランなヘアで仕上げたナタリー・ポートマン。 Photo: Amy Sussman/Getty Images
「自分を変えたくなったら、髪型を変えるのがいちばん手っ取り早くて効果的」。そんな話をとあるプロから取材で聞いたばかり。そして、今回のアカデミー賞授賞式を見ていく内に、その言葉の信ぴょう性が増していくこととなった。
髪の毛をばっさり切って、外ハネのロブスタイルにして現れたナタリー・ポートマン然り。主演女優賞にノミネートされた映画『ストーリー・オブ・マイライフ/若草物語』の劇中とは打って変わって、眉上のぱっつん前髪を作ったシアーシャ・ローナン然り。そして今までの豊かなブロンドヘアを、グレイヘアのショートにしてプレゼンターを務めたジェーン・フォンダ然り……。
個性的なバングスでぬけ感のあるドレスアップをした、シアーシャ・ローナン。 Photo: Steve Granitz/WireImage
それぞれドレス選びも素敵だけど、新しいヘアスタイルにこそ真っ先に目が行く。それだけ、髪型を変えるということは、インパクトがあることなのだ。そしてヘアスタイルがキマっていると、ドレスまでグッとスタイリッシュに見えてくる。それぞれの個性をいかした決め込みすぎないムードがトレンドだから、今は特に髪のあしらいが大事になってくるという点も忘れてはならない。
そうそう、男性では、トレードマークの長めウェーブヘアをオールバックにしていた、ティモシー・シャラメの姿も目立っていた。彼が着ていた、「プラダ」のサスティナブルなトラックスーツのような斬新なスーツスタイルも含めて。
やはり、自己プロデュースが上手いセレブというのは(もしくは、プロデュース能力が高いスタッフに恵まれたセレブなのかも)、ここぞというときにウエアだけでなくトータルで魅せるにはどうすればいいのか、ということをよくわかっている。
トレードマークでもあるウェービーなヘアを封印したティモシー・シャラメ。 Photo: Amy Sussman/Getty Images
地球温暖化に抗議するデモに参加して逮捕されたばかりのジェーン・フォンダに至っては、「私は今後新しい服を買わない」と宣言していた通りに、6年前のカンヌ映画祭で着用した「エリ・サーヴ」の赤いドレスをリサイクル。それにグレイヘアを合わせて来たことに、彼女の環境破壊に対する強いメッセージを感じるではないか。なぜならジェーンといえば、82歳の今まで長年、ブロンドヘアを死守して来た存在だから。時に、髪色を変えることが、単なるおしゃれだけでなく、その人の〝覚悟〟や生き方の変化までもを伝える手段ともなるなんて、髪の持つパワーって、本当にすごいのだ。
“サステナブル”を真っ当な感覚で実行する、ジェーン・フォンダ。時代を超えても美しいドレスアップ。 Photo: Craig Sjodin / Getty Images
かく言う私も、最近心情の変化があって、自分のイメージをガラッと変えたいと思っていたところ。セレブたちを見習って、「ここぞ」というタイミングでヘアチェンジに挑んでみたいと思っている。まず髪型を変えることで、中身の変化が追いつく。そういうことって結構あると思うから。
Text: Moyuru Sakai Editor: Toru Mitani
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February 19, 2020 at 11:36AM
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アカデミー賞に見る、ここぞというときに髪型を変えるセレブたち。【セレブ美容探偵】 - VOGUE JAPAN
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