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厚い友情で結ばれたセレブたち。 - VOGUE JAPAN

エマ・ストーン&ジェニファー・ローレンスはメル友からスタート。

2016年、『ラ・ラ・ランド』のスペシャル・スクリーニングにて。Photo: Dave Allocca/Starpix/REX/Shutterstock

ともに20代でアカデミー賞主演女優賞を受賞し、オスカー女優になったエマ・ストーンジェニファー・ローレンスは、ウディ・ハレルソンの紹介で知り合った。エマは『ゾンビランド』(09)で、ジェニファーは『ハンガー・ゲーム』シリーズで、ウディと共演している。きっと気が合うはず、とウディからジェニファーの連絡先を教えてもらったエマがメールを送り、交流が始まった。

ウディの直感通り、意気投合した2人は直接会うまでの1年間、毎日メールし合っていたそう。彼女たちには共通のオンライン・ストーカーがいて、実際に会うとなった時はお互い「もしかしたら、今まで連絡していた相手はあのストーカーかも?!」と疑心暗鬼になり、初めて電話で声を確認し合ったそうだ。

共通の友人でもあるアデルのコンサートにウディ・ハレルソンとともに出かけたことも。Photo: X17/AFLO

ジェニファーは「私は自分の仕事が大好き。演技というものがなかったら、どうなっていたかわからない。同じものが好きな人とはすごく親しくなれる。それにエマはとてもノーマルで愛らしい」と言う。エマの大ファンを自認し、「そうじゃなかったら、彼女のひざをトーニャ・ハーディングしてた」と、マーゴット・ロビーが『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』(17)で演じたライバルを蹴落とそうとしたフィギュアスケーターを例にジョークを飛ばしている。

だが、エマは別の機会に「彼女は知る由もないけど」と前置きして、当初は「彼女は素晴らしくて、生き生きしていて、才能があって、私はしくじってばかりで」とジェラシーを感じていたと告白している。結局、お互いが女優として全然違うタイプであることに気づき、誰にでもチャンスはあると思うようになったそう。昨年10月にはジェニファーの結婚式にエマも駆けつけている。

エヴァ・ロンゴリア&ヴィクトリア・ベッカム、お互いの私生活をサポート。

2008年、『アリュール』誌のパーティーにて。Photo: Donato Sardella/WireImage

ヴィクトリア・ベッカムエヴァ・ロンゴリアは十数年来の親友だ。ヴィクトリアの夫デビッド・ベッカムが2007年、メジャーリーグサッカー(MLS)のロサンゼルス・ギャラクシーに移籍し、家族でL.A.に移住した時に知り合った。エヴァは当時、NBA選手のトニー・パーカーと結婚していて、プロスポーツ選手の妻という立場も、新天地に来たヴィクトリアにとっては心強い存在だったのかもしれない。

ヴィクトリアは74年生まれ、エヴァは75年生まれで歳も近く、お互いファッション好きという共通点もあった。「いろいろなことを話し合って、人生で学んだレッスンをシェアしてきた」とエヴァ。トニーと離婚した時も、その後に交際したエルネスト・アルグエッロと破局した時も、傷心の彼女をヴィクトリアがサポートしたという。

2016年にエヴァがラテンアメリカ最大のTVメディア社長だったホセ・アントニオ・バストンと再婚した際は、花嫁のたっての願いでヴィクトリアがウエディングドレスをデザインし、式の証人も務めた。エヴァは2018年に第1子の息子サンティアゴを出産したが、4児の母であるヴィクトリアは頼りになる先輩ママ。子育ての悩みはまずヴィクトリアに相談しているそうだ。「子育てであらゆる経験をしてきた彼女は、アドバイスが必要な時にいつでも応えてくれる」。ちなみにエヴァはベッカム家の末娘ハーパーのゴッドマザーでもある。

今年の3月、MLSの開幕戦でデヴィッドがオーナーを務めるインテル・マイアミ対ロサンゼルスFCの試合観戦にも訪れ、再会を喜んでいた2人。その後、ロサンゼルスもロックダウンが始まり、直接会うのは難しい状況だが、4月17日のヴィクトリアの誕生日にエヴァはインスタグラムで「最高に面白くて親切で、最も忠実な親友」と讃えた。

初共演から20年以上も友情が続く、マット・デイモン&ジョージ・クルーニー。

2001年、『オーシャンズ11』のプレミアにて。Photo: Vince Bucci/Getty Images

マット・デイモンといえば、幼なじみでもあるベン・アフレックとの友情が広く知られているが、俳優デビュー後はジョージ・クルーニーとも親しく、20年超の友情が続いている。知り合ったのは、ちょうどジョージが出世作となったTVドラマ「ER緊急救命医療室」を降板し、キャリアを映画界にシフトした頃。そして『オーシャンズ11』(01)で共演し、意気投合した。

マットはジョージについて「なんでもできる人」と評し、絶大な信頼を寄せている。ベンと共同で手がけた『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』(97)でアカデミー賞脚本賞を受賞している脚本家でもあるマットだが、執筆の際にジョージに意見を求めたり、映画出演中に一部のカットを見せてアドバイスしてもらうこともあるそう。これまで共演やジョージの監督作への出演などで7回タッグを組んでいる。

「ジミー・キンメル・ライブ」に双子用のベビーカーを押しながら登場したマット・デイモン。Photo: Randy Holmes/Walt Disney Television via Getty Images

ジョージの初監督作『コンフェッション』(02)、ジョージが主演も兼ねた監督作『ミケランジェロ・プロジェクト』(14)に出演し、コーエン兄弟の脚本でジョージの監督作『サバービコン』(17)では主演を務めた。同作のプロモーションでTV番組「ジミー・キンメル・ライブ」にジョージが出演した時、マットはジョージの双子の“マニー(ManとNannyを合わせた造語)”としてベビーカーを押しながらサプライズ登場。ホストのジミー・キンメルとマットは“犬猿の仲”という長年お約束のネタがあり、ジョージも一緒になってマットをディスるジョークで盛り上がった。

2014年に結婚したアマル夫人が双子を授かった時、いち早くジョージが打ち明けたのはマットだった。一緒に仕事した時にこっそり教えたのだが、妊娠8週と聞いて「誰にも話しちゃダメだ。12週間のルールを知らないのか?」と、安定期に入る前に打ち明けたジョージをたしなめたのは、さすが4女を育てる先輩パパらしい。同時に親友の幸せな報告に嬉し泣きしそうになったそう。お互い家庭を持つ身になり、以前に比べて会う機会は減ったが、「だからよく一緒に仕事をするんだ」とマットは話している。

かつてオーディションで役を争った、レオナルド・ディカプリオ&トビー・マグワイア。

2000年には最前列でNBA観戦できるほどのスターとなった。Photo: Mike Blake REUTERS

子役時代に知り合い、30年以上も友情が続いているレオナルド・ディカプリオとトビー・マグワイア。80年代後半、12歳だった2人はいろいろな作品のオーディションで顔を合わせていたが、その頃からレオはトビーと友達になりたかったそう。ある日、学校帰りに街中でドラマのロケ中のトビーを見かけたレオは、母親が運転していた車を停めてもらって、わざわざ「トビー! トビー!」と大声で彼の名を呼び、それまでは顔見知り程度だったのが、これをきっかけに仲良くなった。レオは「友達になってほしい相手がいたら、友達にしちゃうんだ」と、かなり積極的だった模様。2人にはロサンゼルスでシングルマザーの家庭に育つという共通点もあった。

駆け出しの10代の俳優にとって、競争の激しいハリウッドを生き抜くには仲間が必要だった。トビーの他にもルーカス・ハースやケヴィン・コノリーなどが仲間に加わり、行動を共にするようになった。『ボーイズ・ライフ』(93)のオーディションではレオが主役を勝ち取り、敗れたトビーは友人役で共演した。この作品でレオは注目を集め、『ギルバート・グレイプ』(93)で19歳にしてアカデミー賞助演男優賞候補になった。

『華麗なるギャツビー』(13)より。Photo: (c) Warner Bros/Everett Collection/amanaimages

一躍若手スターNo.1の座に登り詰めたレオは、『ロミオ+ジュリエット』(96)ではロケ地オーストラリアまでのビジネスクラスのチケットをエコノミークラス5席分に替えて、仲間たちを引き連れて撮影に臨んだという。『タイタニック』(97)が東京国際映画祭で上映された時も、トビーたちは一緒に来日している。夜な夜なクラブで大騒ぎして悪名高かったのもこの頃だ。

仲間たちが次第にレオのスケジュールに合わせて行動する“取り巻き”になっていったのに対して、トビーは自らのキャリアを優先。アン・リー監督作『楽園をください』(99)や『サイダーハウス・ルール』(99)などインディーズ系の映画で若手演技派として活躍し、大ヒットシリーズ『スパイダーマン』の主演でレオと肩を並べる売れっ子になった。2013年にはレオ主演の『華麗なるギャツビー』にトビーが出演し、久々に共演を果たした。そんな2人は予定が合えば、ここ数年はサントロペやイビザなどで休暇を一緒に楽しんでいる。

同郷の深い絆で結ばれたニコール・キッドマン&ナオミ・ワッツ。

2001年、ナオミが表彰された授賞式にニコールも駆けつけた。Photo: Michael Caulfield/WireImage

オーストラリアのノース・シドニー女子高校に通っていた頃から、35年以上も友人同士なのがニコール・キッドマンナオミ・ワッツ。学生時代はそれほど交流はなかったが、偶然2人とも女優になり、『ニコール・キッドマンの恋愛天国』(90)で共演した時に友情が始まった。ニコールはその直後に『デイズ・オブ・サンダー』(90)出演して先にハリウッドでブレイク、共演のトム・クルーズと結婚して一躍セレブリティの仲間入りを果たした。

一方、ナオミは低予算作やホラー映画に出演しつつも、なかなか突破口がつかめずにいたが、その間にサポートしてくれたのがニコールだという。「ニコールがいつも慰めてくれて、前向きになるよう、自分を信じるように励ましてくれた」

Photo: Charley Gallay/Getty Images for Women In Film

ナオミは30歳を過ぎてからデヴィッド・リンチ監督の『マルホランド・ドライブ』(01)で遅咲きのブレイクを果たし、それからは人気女優の仲間入りをした。ニコールもナオミとの友情について「女優同士ではかなり珍しいこと。だからすごく誇りに思っている」と話している。2015年に「Women in Film Crystal + Lucy Awards」のプレゼンターを一緒に務めた時はシャワーキャップ姿で壇上でキスしてみせたことも。

2人はインスタグラムでもよく交流しており、ナオミの50歳の誕生日を友人たちとバナナスプリットでお祝いしたことをニコールは報告している。またナオミも去年6月のニコールの誕生日に「あなたがそばにいてくれて、一緒に成長できたのはとても意味のあること」「今まで通り、インスピレーションでい続けて」とメッセージを送った。

これだけ仲の良いコンビなのに共演がなかなか実現しないのが残念だが、実は同じ役を別々の作品で演じたばかり。米フォックス・ニュースでセクハラを告発した女性キャスター、グレッチェン・カールソンをニコールは映画『スキャンダル』(19)で、ナオミはTVミニシリーズ「ザ・ラウデスト・ボイス−アメリカを分断した男―」(19)で演じている。

Text: Yuki Tominaga

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May 12, 2020 at 05:59PM
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