アンディ・ウォーホル、フランク・シナトラ
世界中のセレブリティ参加!
カポーティ栄光の絶頂「黒と白の舞踏会」へようこそ!
『ティファニーで朝食を』(58)、『冷血』(66)など多くの傑作小説を残した20世紀アメリカ文学界を代表する作家トルーマン・カポーティ。
彼の知人や関係者たちの証言をもとに、流行作家であり、戦後アメリカを代表するセレブリティのアイコン的存在でもあった“恐るべき子ども(アンファン・テリブル)”の栄光から転落までを追い、その素顔に迫る文芸ドキュメンタリー『トルーマン・カポーティ 真実のテープ』は、全世界公開に先駆けて、11月6日(金)よりBunkamuraル・シネマほか全国順次ロードショー。
20世紀伝説のパーティー「黒と白の舞踏会」とは!?
今回、『トルーマン・カポーティ 真実のテープ』の最大の見どころのひとつである「黒と白の舞踏会」の華やかな様子を伝える本編映像が解禁となった。1965年に発表した『冷血』(66)の大ベストセラーとなったカポーティが主宰し、招待客はNY社交界の名士から世界のセレブリティたち。NYタイムズ紙に招待客のリストが掲載され「招待されたが断ったと嘘をついたらすぐバレる」、まさに選ばれし者だけが参加できた伝説の舞踏会。
主賓であるワシントン・ポスト紙発行人キャサリン・グラハム、アンディ・ウォーホルやフランク・シナトラ、マイケル・ジャクソンやヘンリー・フォンダ、スティーヴン・タイラーなど、当時最も輝いていたセレブたちが続々と集う。映像では、「インタビュー」「ヴォーグ」の編集者を務め、アフリカ系アメリカ人の流行仕掛け人となったファッションデザイナー、アンドレ・レオン・タリーが登場し、「今でも語り草だ。このグランド・ボールルームで伝説が生まれた。すぐヴォーグ誌の記事を破り部屋中に張った。壁を埋め尽くすほどぎっしりね」と、当時この舞踏会がいかにセンセーショナルに取り上げられたかを証言している。
パーティーの模様を捉えた当時のニュース映像では、「命令に従い女性たちは仮面をつけ、気の毒なマスコミも命令通り扉の外で距離を取って陣取ります」というキャスターの声に導かれて、華やかなドレスにミステリアスな仮面をつけたセレブレティたちの姿が次々と紹介される。「ゲストはローマ、ハリウッド、ヴェネチアなど世界中から駆けつけました。このためだけに!」と、一夜にしてニューヨーク社交界の伝説が生まれたのだ。世界が注目したカポーティも黒いマスクをつけて多くの招待客に囲まれ、笑顔を見せている。
時代の寵児となったカポーティは、1975年に未完の絶筆となった『叶えられた祈り』の第一部を発表する。しかし、そのスキャンダラスな内容が大きな物議を醸し、栄光から転落へと彼の人生を大きく変えていくことになる――。
舞踏会の模様を捉えた貴重な本編映像と、著名人コメントが到着!
本編映像と合わせて、本作を一足早く鑑賞した著名人から絶賛のコメントも公開となった。
「愛すべきろくでなしに涙。神様は時々天才を世に送り、それをいじめる。」(小堺一機)、「「ティファニーで朝食を」のホリー・ゴライトリーとは、実はトルーマン・カポーティその人だったと気がついた。」(山崎まどか/コラムニスト)、「天才は自分が天才であることを知らず、ただ本能のままに生きて時代を切り裂き崩壊していく。」(操上和美/写真家)、「その真実を知れば知るほどカポーティの無垢で純粋な精神が見えてくるイノセントな旅!」(首藤康之/バレエダンサー)、「虚飾の裏にあった冷酷な真実が暴かれる。「砂糖漬けのタランチュラ」の人間観察力と孤独に胸をえぐられる。」(中野香織/服飾史家・作家)、など、アメリカを代表する作家の栄光から転落まで、本作で描かれるカポーティの真実の姿に触れた驚愕を伝えるコメントが続々と到着している。
『トルーマン・カポーティ 真実のテープ』は、11月6日(金)よりBunkamuraル・シネマほか全国劇場にて世界最速ロードショー!
『トルーマン・カポーティ 真実のテープ』著名人コメント
*順不同・敬称略
Ed TSUWAKI(イラストレーター)
「アル中」で「ヤク中」で「ホモセクシュアル」で「天才」と自らを呼ぶ作家。
それを裏切らないカポーティ氏との濃厚接触体験だった。
操上和美(写真家)
トルーマン・カポーティの社交界の泳ぎかた。
天才は自分が天才であることを知らず、ただ本能のままに生きて時代を切り裂き崩壊していく。
何度も見たくなる映画。
小堺一機
カポーティの心に大きく空いた空虚な場所を、
自らの成功もニューヨーク社交界も埋められなかった。
裏切り者の汚名を着せられた彼を裏切ったのは
彼自身が祈った「叶えられた祈り」ではなかったのか?
愛すべきろくでなしに涙した。
神様は時々天才を世に送り、それをいじめる。
首藤康之(バレエダンサー)
その真実を知れば知るほどカポーティの無垢で純粋な精神が見えてくるイノセントな旅!
優しい! カッコいい!
中野香織(服飾史家/作家)
20世紀の伝説、「黒と白の舞踏会」のホストであり、社交界の華「ザ・スワン」に囲まれたセレブ、カポーティ。虚飾の裏にあった冷酷な真実が暴かれる。「砂糖漬けのタランチュラ」の人間観察力と孤独に胸をえぐられる。
ナカムラクニオ(6次元店主)
「失敗は、成功を引き立たせるための調味料だ」とカポーティは言ったけど、その意味がよくわかるノンフィクションムービーだ。カポーティは成功するために、巧みに失敗を繰り返したのだ。
新元良一(作家)
どこにもない街に、どこにもいない青年がやって来る。街と彼は求め合い、愛し合い、そして憎み合う。それでも離れられないのは、互いに似たもの同士と認め合うから。カポーティとNYが織りなすせつない愛情物語がここに誕生した。
深井晃子(服飾評論家)
NY社交界は、虚の真剣勝負の場。着るのは虚か実か。お洒落の最後の時代、NYのファッションは限りなく素敵だ。
コロナのお家ファッションで、堕落してしまった私達。ああ、たまらなく、お洒落をしたい。
村上香住子(フランス文学翻訳家、エッセイスト)
奔放で、潔く、スノビッシュなハイソサイティーとの華麗な交流の中で、時折見せるカポーティの繊細な素顔。時代を担うアーティストたちも心奪われる同性愛者カポーティの愛はクールなのか、戯れなのか、真実なのか。
山崎まどか(コラムニスト)
上流階級と美しい人たちへの飽くなき憧れ、都会で生まれ変わりたいという切ない想い。
このドキュメンタリーで、「ティファニーで朝食を」のホリー・ゴライトリーとは、実はトルーマン・カポーティその人だったと気がついた。
『トルーマン・カポーティ 真実のテープ』予告編映像
キャスト
トルーマン・カポーティ
ケイト・ハリントン
ノーマン・メイラー
ジェイ・マキナニー
アンドレ・レオン・タリー
監督・製作
イーブス・バーノー
『トルーマン・カポーティ 真実のテープ』作品情報
2019年/アメリカ=イギリス/英語/98分/カラー・モノクロ/ビスタ/5.1ch
原題:The Capote Tapes 字幕:大西公子 字幕監修:川本三郎
後援:ブリティッシュ・カウンシル
配給:ミモザフィルムズ
公式サイト:capotetapes-movie.com
11月6日(金)よりBunkamuraル・シネマほか全国順次ロードショー
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October 24, 2020 at 08:01AM
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