日本バレーボール協会(JVA)と大阪府バレーボール協会は28日、大阪市内で会見を開き、大阪府バレーボール協会(OVA)の会計担当理事による不祥事についての発表と謝罪を行った。
OVAによると、2019年度決算において、現預金と帳簿に差があったことが判明。約4700万円の使途不明金があったという。内部調査を行った当初は原因特定にいたらなかったが、その後に公認会計士事務所に調査を依頼するなどして、使途不明金のうち2579万円を2005年から2021年12月まで会計を担当していた50代後半の男性理事が着服していたことが分かったという。男性理事と協会側の弁護士との交渉で、男性理事は遊興費などに使ったと話していたといい、今月に入り弁済完了したという。残りの約2100万円については、出金が全て判明しており、会計上の処理誤りから発生したものだった。
OVAの小比賀恵一会長は「決して、あってはならないと思っている不祥事。普段から支援をいただいている関係者をはじめ、協会に加盟いただくチームの皆様、そして日頃から応援いただいているファンの皆様の信頼を裏切ることとなり、大変申し訳ない」と謝罪。会見に立ち会ったJVAの川合俊一会長は「本件を重く感じ、しっかり受け止めて、私も同席することとした」と厳しい表情で話した。
JVAは3月22日の臨時理事会で、来年6月までの任期として元五輪代表の川合氏を新会長に選出した。川合会長は同3月のオンライン会見で、会長就任の打診を3度くらい断ったと明かしつつ、「関係者からは火中の栗を拾うようなものだと言われ、私も泥船に乗っていたら沈んじゃったようなものだと思っていた」と胸中を告白。同協会は、嶋岡健治前会長がビーチバレー国際大会に絡んで診断書が偽造された問題で1月に解任され、隠蔽(いんぺい)体質が問題になっていた。そのことについて、川合会長は「会長がいなくなったら、止まってしまうような組織は一番だめ。もう川合はいらないんじゃないかという組織を作りたい」と協会の体質改善に意欲を見せていた。
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