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気象庁「1週間は最大震度5強程度の地震に注意を」 - nhk.or.jp

11日未明、北海道で震度5弱や5強の揺れを観測した地震について、気象庁は午前3時前に記者会見を開き地震の特徴などを説明しました。

この中で鎌谷紀子地震津波監視課長は「揺れの強かった地域では、落石や崖崩れなどの危険性が高まっている。今後の地震活動や雨の状況に十分注意してほしい。特に、大雨警報や注意報が発表されている地域では大雨による土砂災害に警戒が必要だ」と呼びかけました。

また、今回の震源付近では震度1以上の揺れを観測する地震が相次いでいることに触れ「震度5弱や5強の揺れを観測した地震は震源が浅く、こうした場所で比較的規模の大きな地震が起きると、地震活動が活発になる傾向がある」と指摘しました。

さらに、ことし6月20日や8月4日にいずれもマグニチュード4クラスの地震が起きていたと指摘した上で「規模の比較的大きな地震が発生する可能性はふだんよりも高くなっている。今後、1週間程度、最大で震度5強程度の揺れを起こす地震に注意してほしい」と呼びかけました。

その上で、前線などの影響でまとまった雨となった地域では今回の地震で地盤がさらに緩んでいることも考えられるとして、土砂災害に警戒し、安全な場所で過ごすよう呼びかけました。

気象庁 マグニチュードと深さを更新

11日午前1時前に北海道中川町で震度5強の強い揺れを観測した地震について、気象庁は観測データを詳しく解析した結果震源の深さを10キロから4キロに、地震の規模を示すマグニチュードを5.3から5.4にそれぞれ更新しました。

また、この地震の前、午前0時半すぎに中川町で震度5弱の揺れを観測した地震についても、震源の深さを10キロから4キロに、地震の規模を示すマグニチュードを5.1から5.2に更新しました。

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