日本維新の会の初の代表選が14日告示され、足立康史衆院議員(56)と馬場伸幸共同代表(57)、梅村みずほ参院議員(43)が立候補を届け出た。午前9時半時点でほかに立候補者はおらず、三つどもえの戦いとなる見通し。国会議員や首長ら特別党員約600人と一般党員約2万人に1票ずつ与えられ、最多得票者が27日に新代表に選出される。
代表選は、大阪市長を務める松井一郎代表が来年4月の市長任期満了に合わせて政界引退することを踏まえ、実施。平成24年の結党以来初めて党創設者ではない人材がトップに就くことになり、今後の党運営のあり方が争点になりそうだ。
3氏のうち、松井氏からの支持を受ける馬場氏が、特別党員300人以上の推薦も集めたといい、優位との見方が強い。特別党員の支持で劣勢にある足立、梅村両氏は、討論会や街頭演説などを通じた一般党員へのアプローチで挽回を狙う。
経済産業省出身の足立氏は平成24年衆院選大阪9区で初当選し、4期目。元堺市議の馬場氏は衆院大阪17区選出で足立氏とは同期にあたり、幹事長や共同代表を歴任。梅村氏は、フリーアナウンサーなどを経て令和元年参院選大阪選挙区で初当選した。
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