現職に新人2人が挑んだ小樽市の市長選挙は現職の迫俊哉氏が新人2人を抑えて2回目の当選を果たしました。
小樽市長選挙は開票が終了しました。
迫俊哉、無所属・現、当選、2万5875票。
秋野恵美子、無所属・新、6513票。
野呂田博之、共産・新、5802票。
現職に新人2人が挑んだ小樽市の市長選挙は、自民党、立憲民主党、公明党の各地域支部が推薦した現職の迫氏が、無所属で市保健所元所長の秋野氏と共産党の野呂田氏の新人2人を抑えて2回目の当選を果たしました。
迫氏は小樽市出身の63歳。
昭和57年に小樽市役所に入り、総務部長や教育部長などを務めたあと平成30年の市長選挙に立候補して初当選し現在1期目です。
今回の選挙は年間2000人のペースで進む急速な人口減少にどう歯止めをかけるかが最大の争点となりました。
選挙戦で迫氏はあらゆる政策を人口減少対策に振り向けると訴え、保育料など子育て世帯の家計負担の軽減や起業する人の移住を促すための支援策を重点公約に掲げました。
また新型コロナウイルス対策や財政の健全化など1期4年の実績を強調して市政の継続を訴え推薦した各党地域支部の支援も受けて選挙戦を展開しました。
その結果、自民・公明両党の支持層を固めたほか立憲民主党支持層や無党派層からも幅広い支持を集め2回目の当選を果たしました。
迫氏は「2期目は私の真価が問われる4年間だと思っており全力で戦っていきたい。子育て支援だけではなく生活環境や教育環境に関する施策などを通して重点公約である人口減少、中でも社会減の抑制をターゲットに絞って取り組んでいきたい。第3ふ頭や小樽駅前の整備、並行在来線廃止後の交通体系の確立など将来に向けたまちづくりを着実に前進させていきたい」と述べました。
《投票率は過去最低に》
小樽市選挙管理委員会によりますと、小樽市長選挙の確定投票率は39.94%で、これまでで最も低かった前回4年前の選挙を14.94ポイント下回り過去最低となりました。
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