
12日、道内では新たに8932人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、13人が亡くなったと発表されました。前の週の同じ曜日に比べて1467人増え増加傾向が続いているほか、札幌市では病床使用率が50%を超え、道の感染対策のレベル分類で「レベル3」の指標に達しました。
12日道内で発表された新規感染者数は、道が4155人、札幌市が3640人、旭川市が668人、函館市が315人、小樽市が154人のあわせて8932人となっています。
このうち道が発表した感染者数は医療機関の所在地別にみますと、石狩地方が535人、胆振地方が523人、十勝地方が467人、オホーツク地方が436人、空知地方が345人、釧路地方が274人、後志地方が171人、渡島地方が129人、上川地方が125人、根室地方が95人、日高地方と桧山地方が54人、留萌地方が50人、宗谷地方が48人、それに、道の陽性者登録センターが849人となっています。
1日の新規感染者数は先週の土曜日に比べて1467人増え、8000人を超えるのは今月に入って4度目です。
また、札幌市では病床使用率が50.9%と、道の感染対策のレベル分類で「レベル3」の指標としている50%に達しました。
一方、これまでに感染が確認されていた人のうち、道が90代の男性2人、80代の男性3人、70代の女性1人、年代と性別非公表の1人、札幌市が90代の男女2人、80代の男性1人、70代の男性1人、小樽市が90代の性別非公表の1人、函館市で年代と性別非公表の1人の死亡を発表し、きょう発表された道内の死者はあわせて13人となりました。
これで道内の感染者は、札幌市ののべ40万2512人を含むのべ92万3786人となり亡くなった人は2880人となりました。
【指標で見る道内感染状況】
12日時点の道内の感染状況について、新型コロナウイルス対策を検討するためのレベル分類の指標に基づいて見ていきます。
《全道》
全道では病床使用率が45.2%、重症者の病床使用率は4.8%、人口10万人あたりの直近1週間の新規感染者数は1017.9人となっています。
《札幌市》
札幌市では病床使用率が50.9%、重症者の病床使用率は2.0%、人口10万人あたりの直近1週間の新規感染者数は1036.9人となっています。
《札幌市を除く地域》
札幌市を除く地域では、病床使用率が42.4%、重症者の病床使用率は6.7%、人口10万人あたりの直近1週間の新規感染者数は1006.4人となっています。
《前週比》
人口10万人あたりの直近1週間の新規感染者数は、前の週と比べて、全道で1.31倍、札幌市で1.33倍、札幌市を除く地域で1.30倍と、いずれも1倍を超え、増加を示しています。
《まとめ》
病床使用率は、札幌市では50%を超えてレベル「3」の指標に達しているほか、全道と札幌市を除く地域でも40%を超えています。
また、人口10万人あたりの直近1週間の新規感染者数は全道、札幌市、札幌市を除く地域ともにレベル「2」の指標を大幅に超えています。
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