地域政党「大阪維新の会」大阪府議団の笹川理(おさむ)府議(41)は23日、代表を22日付で辞任したことを明らかにした。笹川氏は同じ維新の女性議員にパワハラなどをしたとして、17日に党から厳重注意処分を受けていたが、代表は続投する意向を示していた。
一転して辞任を決めた理由について、笹川氏は府庁で記者団に「自分で考え見つめ直し、代表の職にはふさわしくないと考えた」と説明。議員辞職や離党については否定し、議員活動を通して「皆さまにお許しいただけるように努めてまいりたい」と語った。
笹川氏を巡っては、18日発売の週刊文春が、平成27年ごろに、当時1期目だった宮脇希(のぞみ)大阪市議(36)にパワハラなどをしたとして報じていた。笹川氏は同日、報道内容をおおむね認め謝罪していた。
一方、文春オンラインは23日、笹川氏が宮脇氏にLINE(ライン)で、セクハラを疑わせるような内容や、性的関係を強要するようなメッセージを送っていたと新たに報道した。
報道によると、平成27年9月、笹川氏は宮脇氏に「そばにいたい」「心の底から愛しているって言える相手やから」などのメッセージを送っていたという。
笹川氏は報道について、過去のメッセージを探すなどしたが残っておらず「記憶にない」と説明。そのうえで「否定する記憶も証拠もない。相手の方が不快に思われているならセクハラでありパワハラ」との認識を示し、「有権者の皆さまに申し訳なく思う」と謝罪した。
文春報道は「基本的には事実」維新、ハラスメント被害の女性市議
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