
気象庁によりますと、上空の寒気と高気圧の縁を回る暖かく湿った空気の影響で、北日本を中心に大気の状態が不安定になっています。
北海道や東北では発達した雨雲がかかり、正午までの1時間には
▽道が深川市に設置した雨量計で41ミリの激しい雨を観測したほか、
▽月形町で39ミリの激しい雨が降りました。
また、北海道せたな町では午前11時までの6時間の雨量が108.5ミリに達し、平年の9月1か月分の雨量の7割を超える大雨となっています。
北海道と秋田県、山形県では落雷も観測されています。
湿った空気が流れ込み続けるため、北日本を中心に12日夜遅くにかけて、東海では12日夕方にかけて大気の不安定な状態となる見込みで、雷を伴って激しい雨が降り、局地的には1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。
気象庁は低い土地の浸水や土砂災害に警戒するほか、川の増水や、落雷や竜巻などの激しい突風、それにひょうにも十分注意するよう呼びかけています。
急に冷たい風が吹くなど発達した積乱雲が近づく兆しがある場合は、頑丈な建物の中に移動するなど安全を確保してください。
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