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能登半島地震の被災地 平地でも大雪見込み 建物倒壊に十分注意 - nhk.or.jp

専門家は今回の雪は湿っていて重たく、相次ぐ地震で損傷を受けている建物の倒壊や倒木による道路の寸断などが発生するおそれがあると指摘しています。

雪のメカニズムに詳しい防災科学技術研究所雪氷防災研究センターの上石勲 特別研究員によりますと、石川県などの被災地では8日にかけて大雪となり、朝の最低気温が0度前後と予想されていて、地上では湿った雪になる見込みです。

湿った雪は屋根や木の枝、電線などに付着しやすく、積もると重くなるため
▽これまでの地震の揺れで損傷を受けている建物では倒壊につながったり
▽倒木による道路の寸断のおそれがあるほか
▽停電などが起きる可能性もあるということです。

また、屋根に積もった雪で建物の上部が重たくなるため、地震の際に揺れが大きくなって倒壊する危険性が高まると指摘しています。

さらに、能登半島の道路では地震の影響でひびが入ったり段差が生じたりしているほか、液状化が起きている地域も多いため、除雪車による作業ができず、緊急車両の走行や支援物資の輸送などに支障が出るおそれもあるとしています。

能登地方では、9日には再び雨が予想されています。

雪はスポンジのように雨を吸い込んでさらに重くなるほか、雪どけが進んで土砂災害も起こりやすくなるため、さらに警戒が必要だと呼びかけています。

上石特別研究員は「難しいかもしれないが、大雪が予想されている間は避難所や親戚の家など、できるだけ頑丈な建物に身を寄せてほしい。全国から支援に入っている人の中には雪に慣れていない人もいると思うので、雪による視界不良や落石にも十分注意してほしい」と話しています。

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