
福岡県みやま市の市立小学校で1年の男子児童(7)が給食を喉に詰まらせ、死亡した事故を受け、同市教育委員会は27日、緊急の校長会や保護者説明会を開くなど対応に追われた。食品を喉に詰まらせたことが原因で子どもが死亡する事故はこれまでも度々起きており、文部科学省などが注意を呼びかけていた。
校長会は非公開で開かれ、全市立小中学校11校の校長が出席。同市教委の担当者が事故について報告した後、再発防止への指導を徹底するよう指示した。
男児は、ウズラの卵を喉に詰まらせて窒息したとみられており、市教委はウズラの卵を給食で当面使用しないことや、他の食材についても提供時の大きさを検討することにしている。
校長会では、児童生徒に早食いをしないなど食べ方の指導を徹底し、給食時には教諭が子どもたちの行動を注視するよう要請。事故の影響で心身の不調を訴える子どもが出た場合は速やかに報告するよう求めた。
男児が通っていた小学校ではこの日、全児童を対象に心のケアに関するアンケートを実施。その結果を踏まえ、県から派遣されたスクールカウンセラーらがケアに当たる。保護者説明会は午後7時から約1時間開かれ、209人が出席した。
事故を受け、文科省は27日、学校給食での窒息事故の防止について都道府県教委などに通知を出した。安全に配慮した食事の指導のあり方や、窒息への対処法などを示した「食に関する指導の手引」を参考に、指導の徹底に努めるよう求めている。
北九州市教委は同日、ウズラの卵について、小学1~3年と特別支援学級の児童生徒には3月から給食での提供を中止し、4月以降は小学4~6年と中学生も含め当面の間、使用を見合わせることを決めた。同日、各学校に保護者向けの通知を送った。
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