
栃木県那須町の河川敷で東京都内の夫婦の遺体が見つかった事件で、警視庁は11日、死体損壊容疑で逮捕した男6人のうち、仲介役の建設業平山
発表によると、平山容疑者は他の5人と共謀し、4月15日深夜~16日未明、品川区東五反田の空き家1階の車庫で、千代田区外神田の飲食店経営宝島龍太郎さん(55)と妻幸子さん(56)の首を絞めるなどして殺害した疑い。夫婦の遺体は16日朝、那須町伊王野の河川敷で焼けた状態で発見された。司法解剖の結果、死因はいずれも窒息だった。
捜査関係者によると、平山容疑者は知人の住所・職業不詳佐々木光容疑者(28)から夫婦の殺害と遺体の処分を指示され、事件前の13~14日、埼玉県や都内でガソリンや着火剤などのほか、凶器とみられる電気コードを購入していた。15日夜、品川区平塚のコンビニ店で実行役の男2人と合流し、車やこれらの道具を渡していた。
防犯カメラの解析から、実行役2人は平山容疑者の車で殺害現場の空き家から那須町の遺体発見現場に移動したとみられ、車内からは電気コードのほか幸子さんの血が付いたハンマーが見つかった。幸子さんは頭部を骨折しており、警視庁は首を絞められ、ハンマーでも殴られたとみている。
平山容疑者は調べに、「(佐々木容疑者から)4月初旬、夫婦を殺害して遺体を焼くか埋めるよう指示された」と供述。事件後に千数百万円を受け取り、実行役2人に250万円ずつ渡したとも説明している。平山容疑者の関係先からは約700万円が押収された。
警視庁は、宝島さん夫婦が経営する会社のマネジャーで、夫婦の長女と内縁関係にある会社役員関根
東京地検は11日、平山容疑者の死体損壊容疑について、処分保留とした。
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