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須磨シーワールド「迷うくらい広い」 大人3100円「安く感じる」 開園日に長蛇の列 - 神戸新聞NEXT

水量670トンの大水槽。サメやエイなどが悠々と泳ぐ=1日午前、神戸須磨シーワールド(撮影・斎藤雅志)

 須磨海浜公園(神戸市須磨区)内に1日オープンした「神戸須磨シーワールド」。市民らに身近な施設として親しまれ、昨年5月に閉園した「スマスイ」(市立須磨海浜水族園)から一新、大型レジャー施設へ生まれ変わった。初日は、かつてのスマスイのファンを含め、開館を待ちわびた人たちが朝から長蛇の列をつくった。

 午前10時前。予約客や当日券を求める人が列を成した。歓迎演奏を担った鷹取中学(同区)吹奏楽部の石塚優衣さん(14)は「スマスイのように地域に愛される施設に」と客を迎えた。

 新施設は、延べ床面積がスマスイの約1・5倍に広がった。初デートがスマスイだった西宮市の会社員金谷壮万さん(28)と妻の麻帆さん(30)は「迷いそうなくらい広くなっている」と驚いた様子。ただスマスイ時代の生き物の大半は引き継がれており、「好きだったイルカを見るのが楽しみ」と笑顔で話した。

 民設民営となり、料金も大きく様変わり。無料だった幼児は1800円(繁忙期などを除く通常料金)、800円だった高校生も大人と同じ3100円(同)になるなど値上げされた。

 一方、スマスイにはなかった目玉も。オルカスタディアム内にある収容人数約2500人のシャチのショー会場は、立ち見が出る人気ぶり。シャチ2頭がジャンプすると、大量の水しぶきを浴びた客から拍手と歓声が上がり、スマスイのTシャツを着た会社員原田彰子さん(41)=神戸市長田区=は「料金が安く感じるくらいのショーだった」。

 同スタディアム1階には、ガラス越しにシャチが見られるレストランも。昼食時はシャチが見える客席用の整理券が300枚以上発行され、会社員の池内義洋さん(55)=同=は「回遊するシャチをじっくり見られて、ショーとは違う楽しみ方」と満足げだった。

 展示棟「アクアライブ」では川の上流から河口までの環境などを再現。大阪府枚方市の公務員崎本靖朋さん(53)は「水の中を泳いでいるよう」と話した。

 隣に「神戸須磨シーワールドホテル」も開業。友人と訪れた大阪市の自営業関口雅子さん(64)は「ヨットハーバーや海も見えてリゾートのよう」と喜んだ。

 「スマスイ」から、インバウンド(訪日客)もターゲットにした「スマシー」へ-。人気が定着するのか、注目される。(長沢伸一、大高 碧、井筒裕美)

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