俳優のトム・ハンクスが新型コロナウイルス感染を公表し、ウイルスの感染拡大により国際線の運休・減便が発表された夜、僕とフィアンセは不安に駆られた。一生に一度あるかないかのパンデミックによって、一生に一度あるかないかの晴れ舞台が延期されてしまったのだ。しかし、そんな延期を悲しむなかで、僕たちは思わぬところに救いを見つけた。歴代セレブたちのウェディング衣装の写真を見返すことに夢中になってしまったのだ。
きっかけは僕たちの新たな式の日取り(2021年の5月1日)がエルヴィス・プレスリー(当時32歳)と妻のプリシラ(当時21歳)の結婚式と同じ日だったこと。ペイズリー柄の黒いタキシードに、リーゼント姿でキメたキング・エルヴィスを見ながら思う……。結婚式までまだまだ時間があるのだから、プレスリー級に手の込んだ衣装をつくってもらおうか!?
1967年の5月1日に結婚式を挙げたエルヴィス・プレスリーとプリシラ・プレスリー。
© Michael Ochs Archives
これから紹介する写真を見ればわかるように、選択肢は無限大。タキシードかスーツか? ダブルかシングル? ラペルはノッチ、ショール、ピーク? 流行りのもので揃えたら、将来後悔するかも……。いや、「いま」という瞬間を切り取ってお祝いする楽しさも捨てがたい。大物セレブリティたちのウェディング写真を見返して、時代を超越した彼らのスタイルを学んでみたい。
1988年に女優のリタ・ウィルソンと結婚したトム・ハンクスは、白いポケットチーフを上品に挿した黒いタキシードを着て、喜びを噛み締めている。1970年にデトロイトで式を挙げたスティーヴィー・ワンダーは、満面の笑みを見せながら、ピークトラペルの白黒タキシードに身を包んでパチリ。
女優のリタ・ウィルソンと俳優のトム・ハンクス。ホワイトタイがカジュアルさとクラシックさを演出する。
© Ron Galella
1970年に歌手のシリータ・ライトと結婚したスティーヴィー・ワンダー。セブンティーズなスーツはいま見てもかっこいい!
© Bettmann
そんなタイムレスなスタイルとは打って変わって、その時代の流行を思う存分たのしんだ新郎たちもいる。映画監督のロン・ハワードは1975年の結婚式でパウダーブルーのタキシードを着用。1992年に結婚式を挙げた歌手のスティングは、ゴールドの装飾が美しいクロップド丈のジャケットの袖に腕を通して王者の風格を漂わせる。その時代のトレンドを反映させた衣装は、振り返ったときにノスタルジックな魅力を放つのだ。
女優のシェリル・アリーと映画監督のロン・ハワード。ラッフルシャツと大きなボウタイがチャーミング。
© Michael Ochs Archives
1992年に結婚式を挙げたスティング&トゥルーディー・スタイラー夫妻。ゴールドをちりばめたゴージャスなスタイル。
© David Hartley / Rex Features
タイムレスなスタイルも、流行のスタイルも同じくらい魅力的だけれど、僕はシンプルさに惹かれる性分。いまの流行を織り込んだ衣装(たとえばマルニのゆったりとしたセットアップに、シュプリームのTシャツとか?)も楽しいけれど、やっぱりクラシックな装いに軍配が上がった。
結婚式が延期されたのは残念なことだった。しかし、落ち込む必要はない。結婚する時期を決めたのはパンデミックだったけれど、どんな衣装を着るか決めることができるのは、ただ自分のみ、なのだから。
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July 21, 2020 at 10:02AM
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