【ソウル=豊浦潤一】外務省の滝崎成樹アジア大洋州局長は29日、ソウルで韓国外交省の
韓国政府関係者によると、金氏は徴用工問題で「日本政府と被告企業が誠意を見せる必要がある」とした上で、韓国で年内に予定する日中韓首脳会談への参加を要請。日本側協議関係者によると、滝崎氏は、差し押さえられた日本企業の資産現金化は「極めて深刻な状況を招くので絶対避けなければならない」と改めて警告し、受け入れ可能な解決策を示すよう求めた。菅首相訪韓の事実上の条件として伝えたものとみられる。
【ソウル=建石剛】韓国の
差し押さえ命令決定書を一定期間、裁判所のホームページなどに掲示する。12月30日になれば、受け取りを拒否する三菱重工側に届いたとみなされ、差し押さえが完了する。一方、資産売却に対して意見を聞く「審問書」の公示送達は11月10日に成立する見込みだ。
三菱重工に元挺身隊員らへの賠償を命じた判決は2018年に大法院(最高裁)で確定した。
韓国人元徴用工(旧朝鮮半島出身労働者)を巡る別の訴訟では、敗訴した日本製鉄の資産の差し押さえが完了し、日本製鉄側は不服として即時抗告している。
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