仲間割れだったのでしょうか。大阪・寝屋川市議の女ら5人が詐欺容疑で逮捕された事件で、容疑者の1人が警察へ市議の女らから「1億数千万円を盗まれた」と相談していたことが分かりました。
寝屋川市議・吉羽美華容疑者(42):「この東京24区において、『吉羽美華、戦ってこい』と背中を押して頂きました」
2017年の衆院選で選挙カーに立つ吉羽美華容疑者。事件は市議という立場を利用したとみられます。
新型コロナウイルスの公的融資制度を悪用し、約6000万円をだまし取ったとして寝屋川市議の吉羽容疑者ら5人が逮捕された詐欺事件。意外な展開をみせています。
吉羽容疑者(捜査関係者によると):「巻き込まれただけで、お金は1円ももらっていない」
警察は5人の認否を明らかにしていませんが、捜査関係者によりますと、吉羽容疑者は逮捕前の任意の調べに「巻き込まれただけ」と話していたといいます。
しかし、その一方で新たに分かったことがあります。
捜査関係者への取材で、犯行グループが得たとされる少なくとも十数億円の一部を吉羽容疑者が盗んでいた疑いがあることが新たに分かったのです。
去年2月ごろ、容疑者の1人が警察に「吉羽容疑者に1億数千万円を盗まれた」と相談、窃盗事件として捜査するなかで今回の詐欺事件が浮上したといいます。
一体、何があったのでしょうか。
悪用されたというのは、新型コロナの影響で業績が悪化した医療機関への公的融資制度です。
吉羽容疑者ら(捜査関係者によると):「融資を受けたうちの半額を自分たちに『仲介手数料』として支払えば返済不要になる」
警察によりますと、吉羽容疑者ら5人はおととし、大阪府堺市の福祉施設に対して仲介すると偽り、1億2000万円の融資のうち約6000万円をだまし取ったとされます。
警察は同様の被害を十数件、把握していて、被害額は少なくとも十数億円に上るとみられるのです。
吉羽容疑者は「自分は寝屋川市議だ」と言って名刺を配り、市議の立場を利用して信用させる役割だったとみられています。
2007年、寝屋川市議に初当選した吉羽容疑者。その後、政党を次々と変えながら国政に挑戦します。
2012年の衆院選は「民主党」、翌年の参院選は「新党大地」、2017年の衆院選では小池都知事が立ち上げた「希望の党」から出馬しました。しかし、いずれも落選しました。
かつて選挙スタッフをしていた人は、こう語ります。
元選挙スタッフ:「私も今まで様々な議員を見て、国会議員も地方議員も見てきたなかで、あそこまで親しみを持って周りに接している、接してもらっている候補者の議員は正直、今まで見たことがないくらいの人柄」
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