Search

両陛下 笑顔のふれあい 植樹祭出席へ - 読売新聞オンライン

 天皇、皇后両陛下が25日、ジップアリーナ岡山(岡山市北区)で26日に開かれる第74回全国植樹祭の記念式典に出席するため、即位後初めて来県された。両陛下は岡山工業高校(同)を訪問し、生徒が作った植樹祭開幕までの残り日数を刻むカウントダウンボードなどを視察された。(中安真人、青山大起)

 両陛下は25日午前11時20分頃、特別機で岡山空港(同)に到着し、伊原木知事や大森雅夫・岡山市長の出迎えを受けられた。天皇陛下が岡山を訪れるのは、皇太子時代の2016年に全国高校総体で訪問されて以来。皇后さまは初めての来県。

 午後からは、岡山工業高校を訪問し、カウントダウンボードを視察された。同校が力を入れている課題解決型学習について、生徒から説明も受けられた。生徒が岡山城の堀の水の濁りを解明するためにプールなどで実験し、水酸化マグネシウムに浄化作用があることなどを説明すると、両陛下は何度も質問を重ねられた。

 発表した同校3年の長谷川虹夏さん(17)は「お二人ともとても優しい方で、(話すのは)緊張したが、とてもいい経験になった。最後にお褒めの言葉をいただき、研究をこれまで頑張ってきてよかったと思えた」と振り返った。

 同校では、26日の式典で演奏する岡山市ジュニアオーケストラの練習を聴き、拍手を送られた。その後、演奏していた小中高生に両陛下がお声をかけられた。

 岡山大安寺中等教育学校4年の山崎あいりさん(15)は、「両陛下から『素晴らしい演奏でした』とお褒めの言葉をいただいた。私が小学4年からチェロを始めたと申し上げると、皇后さまが愛子さまも同じと話を広げてくださるなど、お二人の優しいお人柄を感じた」と感激した様子だった。

 両陛下はその後、岡山コンベンションセンター(岡山市北区)に移動し、全国植樹祭の大会ポスター原画の最優秀作品などを鑑賞された。カラフルな木や昆虫が描かれた原画を見た皇后さまは、作者の金光学園中学1年、西山心和さん(12)に「昆虫は好きですか」などと尋ねられたという。

 西山さんは「生き物がみんな幸せになるように願って描いた。両陛下がにこやかに温かく質問してくださったので、落ち着いて話すことができた」と笑顔だった。

 同センターでは、国土緑化運動・育樹運動ポスター原画コンクールで入賞した児童や生徒計6人や、国土緑化運動などに貢献した緑化功労者らとも懇談された。

 県警によると、約1万1200人が沿道などで両陛下を歓迎したという。

Adblock test (Why?)



from 日本 - 最新 - Google ニュース https://ift.tt/06EZiG2
via IFTTT

Bagikan Berita Ini

0 Response to "両陛下 笑顔のふれあい 植樹祭出席へ - 読売新聞オンライン"

Post a Comment

Powered by Blogger.